こんにちは
邪道モニター・鹿児島の新です。
さて、今回は
間が空きましたが久々のUsing!です。
「何のこったよ?」
と言う方もそろそろ出てきそうなので
おさらいしておくと――――
自身の引き出しから実例を交えて攻略法をご紹介していくシリーズです。
シリーズですが勝手にやってます(笑)
そして第三回となる今回ですが
EXTRA版として
「我的邪道ローテ学」
(バレーヒルオフィシャルブログより)
と題して書いてみたいと思います。
さて、もともと私のスタイルは
「ルアーローテーション」中心にありました。
そのルアーが一番力を発揮する領域だけで使い
領域外は他のルアーに変えてカバーする。
1投して違うと思えばルアーを替える程でしたので
自他共に「超速ルアーローテーション」と言うほど(笑)
常に60本程のルアーが満載されたベストのおかげで歳の割に肩コリに悩まされていた記憶すらあります(笑)
シーバスを始めてから12年間
このスタイルで来たわけですが
モニターと成った13年目の今年は
スタイルのターニングポイントのように思います。
邪道ルアーで全てを補う為には
ロッドポジションでのレンジ操作だったり
フォール・潜行・の操作や水当ての具合だったりと
ルアーとルアーの間を埋めていく必要が出てきたのです。
このルアー個々の力を十二分に引き出すという点では
まだまだ勉強中な部分もありますので
今回は8分の力、個々のルアーをオーソドックスに使った場合でのローテーションについて書いていきたいと思います。
さて、前書きが長くなってしまいましたが
ここからは実際のローテーションについて考えていきます。
まずポイントに立った時に結ぶ
あるいは結ばれているルアーがあると思います。
これが自身にとっての「基準」のルアーだと思いますが
そこからゲーム展開を考えていく幹みたいなものです。
巻き抵抗と各速度・各テンションでの動きを理解しており
なおかつ強さとレンジが1投目に最適なルアーになると思います。
「強さ」と表現しましたが
これは感覚的に強いか弱いかという曖昧なものです。
例えば
スーサンよりニーサンが強く
ニーサンよりごっつぁんミノー125Fが強い
ごっつぁんミノー89Fよりもアーダ86の方が少しだけ強い
自身でも明確に強さ弱さの判断を定義するのは難しいのですが
ルアーのボリュームやアクション、巻き抵抗などから
総合的に判断しているのだと思います。
言い換えるなら魚に対する「インパクト」が近いのかもしれません。
インパクトが効く場合もあれば逆にプレッシャーになってしまう場合もあります。1投目はその中間を探る事で、以降のゲームを組み立てるヒントを得る事が出来ます。
私の中で基準となるルアーは2つあり
オープンエリアや流れのスジなどを釣る場合には
ごっつぁんミノー89F
明暗を釣る場合には
ヨレヨレ
からスタートする事がほとんどです。
特に確信を持ってコレだ!と思うパターンが無ければ
100%この基準となるルアーからのスタートです。
ごっつぁんミノー89Fは
流れを掴みやすく、それでいて邪道ラインナップでは中間の強さのルアーです。
流速や方向などの状況と魚のコンディションを把握する為に必要な要素が多く揃っているためオープンや流れの釣りでは基準となります。
ただし状況把握に重きを置いた場合の基準ルアーは
タックルセッティングによっても異なります。
私がメインで使用するG-CRAFTさんの
ミッドウォーター902TR・・・一般的なL~MLクラス
の場合であり。
サブで使っているリップルフィッシャーさんのClover85・・・一般的なHクラス
では状況の把握がしにくい為、より抵抗のある
ごっつぁんミノー125Fとなります。
一方明暗を攻める場合
多くが流速差を釣るものではなく
明暗もしくは橋脚という一定のピンに対して
レンジや角度と言った要素を加えてアプローチするゲームとなります。
そうなった場合、状況の把握よりも魚に合わせる部分にウェイトを置いてゲーム展開をしていくための基準が必要となります。
ヨレヨレは使用域がレンジの面でもスピードの面でも幅広い為
1つである程度のパターンをカバーする事が可能なため得られるヒントの量は多くなります。
どちらの場合にせよ
そこから掴んだパターンの傾向を頭に入れつつ
次の一手を考えていくという為の基準という事に変わりは有りません。
さて、少し長くなってしまいましたので
次回からは「次の一手と次の一手」を考えていきたいと思います。
それでは
今回はあまりに写真が無いので最近の釣果を貼ってお別れしたいと思います(笑)
鹿児島・新 拓也