こんにちは!
邪道モニター、鹿児島の新(シン)です。
既に邪道ホームページをご覧になっている方も
いらっしゃるかと思いますが
アーダシリーズのNEWモデル
「アーダ がるる132F」が10月末に発売予定です!
ひらがなってのがまた新しい・・・笑
http://www.ja-do.jp/new/products_salt/pd_fujisawa/garuru132f/garuru132f.html
従来の邪道のラインナップには無かったこのサイズ。
邪道イズム、藤澤イズムが注ぎ込まれたロングミノー
一体どんな仕上がりなのか気になる所・・・
そんながるる132F。
一足先に製品サンプルを頂いたので
私自身が感じた事を含め
実釣でのパターンをいくつかご紹介したいと思います。
インプレッション
全体的な味付けとしては
トイフェルよりもアーダ86に近いです。
トイフェルはパタパタとしたアクションの中にある蛇行アクションが特徴でしたが
がるるは繊細な動きの中での蛇行・可変アクションが特徴です。
トイフェルとは7 mmという僅かな違いですが
レンジ・動き等々全くの別物という印象を受けるハズです。
巻く釣りではS字の蛇行を伴いながら細かくテールを左右に振る動き
流す釣りではふわふわと揺れるような繊細な動き
しばらく使ってみて
がるるが一番好きなルアーになりました。
大味なロングミノーではなく繊細なロングミノー。
こちらが考えた事、やりたいことに素直に・高い次元で対応する
今までの地方河川の釣りに一石を投じるような1本だと思っています。
ドリフトのしやすさ
1本の用途の幅広さ・コントロールのしやすさ
この2点は特筆すべき特徴だと思います。
ドリフト
ドリフトの釣りでは30~50㎝レンジを流す事が出来
邪道ラインナップで最もドリフトの釣りに強いと感じます。
幅広のリップでしっかりと水を掴み
わずかなテンションでもふらふらと揺れるような動き。
泳いでる感触は無いけれど
ルアーが水を押している重みは感じる。
これが、がるるドリフトの最適なテンションかと思います。
自身が感じたキモはこのテンションを探す事。
様々な要素で変わりますのでどうすれば良いかは
その時その時の状況によるので説明は出来ませんが
流れによって角度、ライン量、巻きをコントロールする
というのはドリフトのキモでもあります。
がるるの最適解、ぜひ見つけて見て下さい。
私自身の場合だと
完全なアップよりもクロス(~ややアップ)から流れに乗せる方が
がるるを上手く生かせている感覚があります。
用途の幅広さ・コントロールのしやすさ
132 ㎜というサイズ
一般的には河川での回遊待ち
コノシロ等のベイトパターン
大場所での地形・流れの釣り
そんなイメージが先行しがちです。
少なくとも自身がそうで
サンプルを受け取った最初はそういった釣りばかり。
もちろんオープンでの流れの釣りは
がるるの必殺技の一つ。
ですが、ふと思い立って明暗打ちなんかしてみると
とてつもない力を発揮した事がありました。
その時の4本は
全く異なる3つのパターン。
明暗送りこみのレンジを上でキープしたジャーク&フロート
明暗際での蛇行を生かしたダウンクロスからの巻きの釣り
暗部奥へのテンションのみでの流し込み
この他に試したパターンは幾つにも上ります。
昨今難化・多様化している明暗着きパターン。
この釣りに強いのがヨレヨレ等のシンペンで
様々なパターンへの適応力の高さと食わせる力の高さから
自身も良く使っています。
それと似た能力をがるる132Fに感じています。
1本でパターンを詰めて行き食わせる
それが出来るミノーが、がるるだと思います。
ケース1
ジャーク&フロートでの明暗流し込み。
立ち位置の水深は30cm
ブレイクの向こう側も50cm程と、ドシャローの明暗。
明暗にはハヤやボラ等のベイトが見えたものの
明暗の境目ではノーバイト。
でもベイトにプレッシャーは掛かっている様子でした。
暗奥かな?ということで
流し込みたいけれど
レンジは入れたくないし・・・。
流れに対してクロスに入れて
ジャーク&ストップを繰り返し
レンジ20cm前後をキープしつつ
奥へ奥へと流し込み
リーリングでターンを入れてHIT!
ケース2
明暗境界の巻きの釣り
明暗への流し込みで出ず
でもベイトにプレッシャーが掛かっている状態。
ダウンクロスで投じて
ルアーに斜め前から水が当たる状態を作り
境目を斜めに引けるように立ち位置とスピードを調整。
がるるが蛇行しながら手前に泳いできて明暗のツラでHIT!
ケース3
流し込みからの巻きの釣り
明暗の魚は反応が無くなったので
暗奥、ケタ際に定位する魚に対し
ダウンクロスでややテンションを掛けつつ送りこみ。
ダウンに入った頃合いを見て
ケタ際を蛇行させながらの巻きの釣りでHIT!
ケース4
暗奥でのデッドドリフト
本流の流れに乗せて
極力テンションは掛けずにそのまま
暗の奥までダダ流し。
ぬぅっとした重たい感覚を
手元に感じるかどうかというテンション。
暗部の後端付近まで流し込み
糸を少し張った所でHIT!
ケース5
ボラ着きボイル攻略
〇はベイトボール
サーフェスレンジの大量のベイトを
数個体が遊撃する攻略しにくい状況。
ベイトが分からず
がるるを巻いても反応が無かったので
ハク着きだろうとエンヴィー等を入れるも反応なし。
そのまま2時間近く経過した頃
引っ掛かったのは15~20 cm程のボラ。
がるるに戻して
アップクロスに投じ
潜らないように流れを噛ませないようにしつつ
側面にしっかりと水を当てて動きとアピールは確保。
超デッドスローで流下させてメンディングし
側面を当てる、また流下、メンディングでHIT!
素直な操作感が楽しく
使い手の狙いを高次元で拾ってくれるがるる132F。
もうひと月程すれば発売の予定になっております!
ぜひぜひ秋のハイシーズンを今までと違うロングミノーで
攻略されて見て下さい♪
きっと人も魚もハマりますよ~^^
邪道モニター
新 拓也 (鹿児島県)