こんにちは
鹿児島モニターの新です。
いよいよ上流域でのデイシーバスが開幕しました!
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暑くなる季節とは言え
この風景の中でシーバスを狙う爽快感
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そしてコンディションの良い魚に出会える
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上流域でのデイゲームは夏の楽しみでもあります。
さて、邪道ルアーは湾奥・都市型河川のような
アーバンスタイルのイメージを持っておられる方もいらっしゃるかもしれません。
今回はその対極に当たる
清流域での邪道ルアー戦略
をテーマに、自分なりの使い方を勝手にシリーズ化してご紹介する
Using!シリーズの第7弾です。
この上流域のデイゲームで基軸となるのが
ごっつぁんミノー89F
アーダ86
レイン14g
それぞれが得意なシュチュエーション、使い方をもつルアーです。
魚の密度としては決して高いとは言えないのが上流エリア。
その為、魚を探すランガンスタイルを基本としながらも
撃ち漏らし、探り漏らしがないようにしっかりと探るには
細かくローテしていくよりも、別系統のルアーで
大きく反応を見ながら拾っていく釣り方が肝要かと思います。
細かくローテを入れるのはその日の魚の傾向
着き場やパターンを掴んでからというのが私の上流域での釣り方です。
さて、次からは個々のルアーを見ていきたいと思います。
ごっつぁんミノー89F
このゲームでのパイロットルアー的存在
飛距離こそ移動重心の物には劣ってしまいますが40m代は実用射程圏内。
表層ローリングによるチラチラとした強い明滅は
手早くチェックしながら反応を見るにはうってつけです。
自身が思うにごっつぁんミノー89の使いやすさは
その広い流れ適性にあると思います。
瀬の中をアップからスラッグ回収のみでドリフトさせる釣り方から
瀬尻の強い流れの中をダウンで巻きながら見せる釣りまで。
このように瀬の中、シャローをテンポよくアップからダウンまで釣りながら
傾向を絞り、魚を探すような展開で重宝するルアーです。
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瀬を狙ったアップクロスの釣り
スラッグ回収のみで動いているかどうかさえ手元に伝わらない状態
それでもちょっとした流れの変化でふらつき
少しのテンションでロールしフラッシングを出す事で
デイゲームにおいてもこの釣り方は成立します。
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これはワンドシャローエリアの反転流と本流の間に出来るヨレを
広く探る釣りでのヒット
アーダ86
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このルアーが生きるのは
ピンが絞れている時のリアクション要員
速い流れの一枚下に入れたい時などです。
早瀬の表層を流す釣りで
ごっつぁんミノー89を推しましたが
あまりに早すぎる時はルアーが何も仕事を出来ないまま
ポイントを通過してしまうような場合があります。
特に渓流でのミノーイングをされる方は実感されていると思いますが
流れの強い瀬でも表層一枚下にはルアーが水を掴めるだけの流れになっており
その層が有効レンジを決定する鍵となります。
これと同様に表層流の一枚下に入れる必要がある場合にアーダ86を入れます。
アーダの60㎝前後という泳層が一枚下の水塊を掴みつつ潜りすぎない絶妙なレンジです。
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また、上流域のシーバスは
流れの中にある沈み石に着いているケースが少なくありません
この沈み石到達の前に
跳ね上げるようなジャークを2、3回入れる事で
強いフラッシングでアピールしながら
特有の上昇軌道を描くことでこの石を躱しながら逃避行動を取ると
石の影から勢いよく魚が突き上げてくる姿を見る事が出来ます。
レイン14g
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ここまでミノーを紹介してきましたが
最後は鉄板バイブのレインです。
レンジを下げてボトム狙い
フラッシングとスピードを生かしたリアクション
瀬尻の落ち込み
水量のある河川や岩盤基質の瀬では時に2m程の落差が生じます。
この際にミノーで探れるのはせいぜい表層のみ。
ディープダイバーもあるのですが
上流域の強い流れで使うのはなかなか難しいものがあります。
また、岩盤基質では特に潜行させてポイントに持って行く事が難しくなります。
水深が無い岩盤上から一気にエグレに到達させるには
鉄板バイブで一気に沈めさせるしか手は有りません。
正直言ってしまうと、それなら何でも鉄板なら良かったり・・・(笑)
レインの強みは引き抵抗の軽さにあります。
上流域の激流に噛ませた鉄板特有のブリブリした動きは
リーリングが辛かったり釣れる気がしなかったり・・・。
基本的に上流域で流れを噛ませる時は
前方のアイ(テクニカルホール)にしています。
これなら程よい巻き感とスピードで巻いてくる事が出来ます。
またテクニカルホールの名の通り
ロッドアクションでのテクニカルな釣りに対応しており
瀬尻ボトム近辺でのヒラ打ち&フォール(バック)で
魚を捻り出すという使い方も可能です。
また、私のホームとしている川内川の上流域は
時に15m超の淵も存在しており
そこから一気にシャローへと駆け上がるポイントがいくつも存在します。
このブレイクにベッタリと着いている事も珍しくありませんが
しっかりと探るにはレイン14g、場合によっては24gを投入します。
ブレイクの面に頭を当てながらこの一帯を探るのです。
この際には、より前傾姿勢で根掛かりを回避出来る
後ろ側のアイ(イージーホール)に接続します。
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このエリア、たまにこんなゲストが来ることも・・・笑
ベイトや濁り、ナイトゲームが絡めば
他のルアーも投入するのですが
基本的にはこの3種を使い分けながらの展開になります。
すでに使って下さっている方はもとより
上流域でのルアーチョイスに迷っておられる方
穴を埋めたい、代わりになるルアーを探しておられる方は
ぜひぜひ試してみてくださいね♪
邪道モニター: 新 拓也(鹿児島県)